テラは、中核である細胞医療事業の早期業績回復を最重要課題と位置づけ、子会社のタイタンの全株式を元社長の小塚祥吾氏に譲渡することを決定した。タイタンは医薬品・医療機器の治験支援を手がけており、譲渡価格は非公表。株式譲渡に伴い、2019年12月期決算に約2000万円の損失を計上する。テラは今後、樹状細胞ワクチンの承認取得に向けた開発に経営資源を集中する。

M&Aアドバイザーとしてのコメント:テラは、中核事業の強化を図るため、グループ事業の見直しを進め、子会社の譲渡を決定した。今後、樹状細胞ワクチンの承認取得に向けた開発に注力することで、事業の成長を目指すことが期待される。